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お金 広告 ファン

  • 著者:林 真司
  • 投稿日:2019年5月28日
  • 更新日:2020年2月5日

  みなさんこんにちは。紀のファーム代表の林です。

 

 五月も終わりを迎え、いよいよ夏が本格的に始まる季節となってきましたね。今はどの地方でも田の準備が始まっているので風景がガラッと変わり、夏の訪れを感じさせてくれます。田舎で生まれ育った私としては、この各季節の変わり目がなんとも言えない風情を生み出し、時の流れを感じさせてくれるので大好きです。

 

 さて、本日ご紹介する書籍ですが、『新・魔法のコンパス』(西野亮廣著)です。お笑い芸人としての顔が印象的な彼ですが、実はとても幅広くご活躍されていて絵本作家やオンラインサロン運営者としての顔も持っておりマルチな才能をお持ちです。この人の本を読むといつも関心してしまうのですが、もう純粋に「頭いいよなあ」と思ってしまいます。

 

 この本の中では、というか、著者自身何度も繰り返し述べていることなのですが、ビジネスの問題は大きくわけて二つでそれが「お金」と「広告」であると言われています。お金は労働の対価ではなく、提供した価値の対価であると説き、だからこそ昔から言われている「お金が欲しければ苦労しろ」は言ってはいけないと著者は言います。まあこれは当然ですよね。でも、古い価値観というか、お金儲けは悪いと思っている世代や人にとっては、当然の考え方かもしれないけど、本質からだいぶ逸れてますよね。貧乏が美徳みたいな気持ち悪いことを言う人も結構いるし、というか貧乏は悪を生むということをそういう人には早く理解してほしい(笑)。勝手に意味のない努力や苦労をして、それが人のためにならなかったら、お金が手に入るわけないですよね。

 

 あと、高い価値を提供するには、自分の希少価値を上げることが重要と説かれています。至極当然ですが、誰でもできる仕事の価値は下がることがあっても上がることはない。色々なジャンルで100人中1番になれる分野を増やしていくと、掛け算で自分の価値がどんどん膨れ上がっていき、結果として、自分の価値が上がり収入も増えていくと説かれています。今の私だったら、農業×英語×……だめだ、何も思い浮かばない。まあだからそれだけの収入なわけです。もっと希少価値をあげていかなきゃいけません。

 

 広告については、その重要性は当然ですが、現在はSNS時代なので、自分からニュース(広告)を出すことは効果ゼロではないにしても薄く、それよりも、世の中に大勢いる発信者を狙い、自分をニュースにしてもらうことによって高い広告効果を生み出す方が良い、と説きます。さらにそういった人たちと一緒に広告やプロジェクトを作ることができれば、その人たちは必ずお客様になるので、効果が高い。

 

 最後にもう一つ重要な点として、「ファン」作りがあげられています。この時代、ものの質や値段で差がなくなってきているので、あとお客様が何で購入を決めるかというと「誰から買うか」ということ。だから日頃からストーリーを作りファンを獲得していくことが重要だと。

 

 かなりざっくりと中身を紹介しましたが多少は要点をつかめているはずです。なんというか、この著者の物事を見る視点というのがとても斬新でしかも本質から外れていないので、参考になることが多く、ビジネスを展開してきたいと思っている人にとってはかなり勉強になるはずです。私自身もお金、広告、ファンなどどれ一つとして獲得できているものはないので、少しずつでも増やしていけるように努力していきます。

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プロフィール
運営者の顔写真

イチゴ農家の次男として生まれる。
明治大学卒業後、地元の地銀に入行するも、会社のカルチャーが全く肌に合わず1年で退社。退社後すぐにフィリピン留学でフィリピンのアンヘレス地方、セブ島で計約半年過ごす。
その後オーストラリアでワーキングホリデーを約半年行い、他国の桁違いの農業を初めて知る。ワーキングホリデー中にセブ島の語学学校でマネージャーをする話が決まり再度渡比。
語学学校では入社後半年足らずで急に経営者が変わることになり、またもカルチャーが合わなくなり1年半で退社。
セブ島で転職活動をし、比系大手IT会社に入社。当時付き合っていたフィリピン人の彼女(現妻)の妊娠出産がきっかけで1年で退社し、いつかは必ずやろうと思っていた農業をすることを決意し帰国。