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人生死ぬまで勉強

  • 著者:林 真司
  • 投稿日:2019年4月3日
  • 更新日:2020年2月5日

 こんにちは、紀のファーム代表の林です。桜も満開となり始め、桜が見頃を迎えている今日この頃かと思います。ここ和歌山でも他の地域に少し遅れて桜が満開に近づいてきました。当園では今、苺の収穫がピークでお花見どころではないので、ゆっくり桜を見ることができませんが、配達の道中などで桜の木が綺麗に咲いているところがあると、ゆっくりその場を通りながら桜を眺めています。

 

 さて、毎週火曜日のはずのこのブログですが、昨日は業務が多忙すぎて夜遅くまで仕事をしていたため、更新できず、代わりに今日は水曜日ですが更新します。火曜日更新のコンテンツは基本的には、書籍考察、紹介です。農園コンテンツは週末ですが、今は少しおやすみしています。

 

 本日紹介したい書籍はこちら。『実践経営哲学』(松下幸之助著)。松下さんは皆さんご存知のパナソニックの創業者ですね。3人で始めた家族企業を一代で世界的な企業にするという偉業を成し遂げた方ですが、やはりそのような方から学ぶべきことは必ずあるはずです。尊敬する経営者の方もこの本を何度も繰り返し読むとのことなので、私も読んでみることにしたのがきっかけです。

 

 私も規模は全く違えど経営者ですから、経営哲学は持っていないといけません。この本は経営理念を持つ、説くことの大切さや自分の事業に向かうときの心構えなど、忙しい中ではつい忘れてしまいがちな内容が書かれています。

 

 私個人的には「世間は正しいと考えること」という項目の中で、引用しますが『世間が正しいものを正しいとして認めてくれるとなると、われわれが”何が正しいか”を考えつつ経営努力を重ねていくならば、それは必ず世間の受け入れるところとなるわけである。だから、われわれはその世間を信頼して、迷うことなく、なすべきことをなしていけばいいとうことになる。これほど心強く安心なことはない。いわば、坦々とした大道を行くがごときものである。』というメッセージが今の自分には必要だと感じました。

 

 経営は正解がわからない中、決断をしていかなければならないことが多く、不安がつきまとうことが常であると認識しています。ですが、引用にあるように、世間は正しいと考えていれば、正解ではないけれども、経営の道筋のようなものが見えて、気持ち的にも楽になれるし、良い結果を生み出すことができるのではないかと思います。

 

 シンプルに、開発した商品が売れていれば、正しいことを行えていると言えるし、売れていなければ、世間が必要ないと判断しているの、正しくないということだと思います。

 

 この本に書かれていること全てが全員にあてはまるわけではないですが、少なくともヒントになることは多少なりとも書かれています。経営者として、時々読み返したいと思います。

 

 あと苺の収穫も1ヶ月。走り抜きます。

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プロフィール
運営者の顔写真

イチゴ農家の次男として生まれる。
明治大学卒業後、地元の地銀に入行するも、会社のカルチャーが全く肌に合わず1年で退社。退社後すぐにフィリピン留学でフィリピンのアンヘレス地方、セブ島で計約半年過ごす。
その後オーストラリアでワーキングホリデーを約半年行い、他国の桁違いの農業を初めて知る。ワーキングホリデー中にセブ島の語学学校でマネージャーをする話が決まり再度渡比。
語学学校では入社後半年足らずで急に経営者が変わることになり、またもカルチャーが合わなくなり1年半で退社。
セブ島で転職活動をし、比系大手IT会社に入社。当時付き合っていたフィリピン人の彼女(現妻)の妊娠出産がきっかけで1年で退社し、いつかは必ずやろうと思っていた農業をすることを決意し帰国。