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お正月と家族

  • 著者:林 真司
  • 投稿日:2019年1月4日
  • 更新日:2020年2月5日

 やっと苦痛の日々が終わった。みなさんあけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします、ではなく、お互いに成果を出せるように日々成果をあげていきましょう。

 

 新年いきなりの、どうでも良いかもしれない告白だが、僕は正月が好きではない。なぜかというと、ストレートに表現するなら、無益なことに大量の時間を費やすことになるからだ。正月はなぜか親族が集まるような風習になっているらしい。みんなとどこかへ出かけて遊ぶような習慣となっているらしい。でもそれって別に正月じゃなくてもよくない?親族、家族が集まった状態でしかできない話や私の場合だと農業に関する情報交換など有益なことをするのであれば良いが、やることは、食事をしながら、正月のくだらないTV番組を見て笑って、「最近どう?」とか「仕事頑張ってるんか?」というような、答える価値のないような質問ばかりしてくる。そういう人間に、「仕事頑張らないやつはいない」とか、「最近どう?の質問の意味わからない」という答えをすると、変な顔をするので、本当に付き合えないのだ。多くの家族はそうではないと信じているが、残念ながら、私の家族はこのようなバカが多い。だから、できるだけ、人が集まっているところにはいきたくないのだが、そうしていると、「何であいつは皆んなが集まっているのに、出てこないんだ?」と別に用事もないのに、強制的に呼びにくる。そしてくだらないTVを見せられて、変な質問をされるのである。他人の時間や空間などおかまいなしである。他人の時間を何とも思っていない、とんでもないバカである。そういう人間とは距離をとっていかないと時間がいくらあっても足りないし、たぶん人生なんて一瞬で終わってしまう。これは私の今後の課題の一つでもある。バカと距離をとること、自分がバカにならないこと。

  

 まだ家の中でバカに時間をとられるのは100歩譲ってOKだとしても、正月に揃ってショッピングモール等に行こうものなら、限界を通り越して、多分気が狂うと思う。ただでさえ正月のショッピングモールは人が多い。それに加えて、バカは無目的にとりあえずショッピングモールに行こうとするから、到着しても意思決定ができないので、結局ふらふらと人混みの中を歩くことになる。何がしたいのかが全くわからない。これであれば、同じ無益な時間を過ごすのでも、確実に家で昼寝をしているほうが良い。昼寝は時間もエネルギーもお金も使わない。たぶん炬燵の電気代くらいだ。結局、家電製品屋や100円ショップなどにいきつき、アマゾンでボタン一つ押せば買えるものを、時間とエネルギーをかけて買って帰るのだ。もっと、頭で考えてやるべきことを消化していきましょうよ、といつも思う。

 

 極論になるが、正月なんてものは、別に親族で大勢で集まる必要もなければ、別に祝う必要もない、と思っている。配偶者と子など家族のメンバーでこじんまり、いつもと少し違った食事や遊びをすれば十分じゃないだろうか。今はまだ、血筋を大切にする概念が強くて残念だが、そこまで自分の血筋を残すことって必要だろうか。代々の家を継ぐとか継がないとか別に、今を生きている自分が楽しければ良いから、重要じゃないと思うけど、そこになぜかこだわる人はまだかなり大勢いる。特に田舎では。変わっていくことを期待する。

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プロフィール
運営者の顔写真

イチゴ農家の次男として生まれる。
明治大学卒業後、地元の地銀に入行するも、会社のカルチャーが全く肌に合わず1年で退社。退社後すぐにフィリピン留学でフィリピンのアンヘレス地方、セブ島で計約半年過ごす。
その後オーストラリアでワーキングホリデーを約半年行い、他国の桁違いの農業を初めて知る。ワーキングホリデー中にセブ島の語学学校でマネージャーをする話が決まり再度渡比。
語学学校では入社後半年足らずで急に経営者が変わることになり、またもカルチャーが合わなくなり1年半で退社。
セブ島で転職活動をし、比系大手IT会社に入社。当時付き合っていたフィリピン人の彼女(現妻)の妊娠出産がきっかけで1年で退社し、いつかは必ずやろうと思っていた農業をすることを決意し帰国。