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生き方の教科書

  • 著者:林 真司
  • 投稿日:2019年3月12日
  • 更新日:2020年2月5日

 みなさんこんにちは。紀のファーム代表の林です。だんだん暖かかくなってきて、花粉や温度差の影響からか、体調が万全ではない今日この頃です。

 

 本日ご紹介する本は『論語』(岩波文庫)です。論語は古代中国の大古典「四書」の一つとされ、2000年以上の歴史があります。「論語」と聞くと何か古臭い道徳主義のようなものを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、そういう人にこそ読んでほしい一冊です。

 

 何かお堅い仏教関連の内容が書かれているのかと思いきや、中身は現代にも通用するごく基本的な考え方や哲学が説かれているように思います。私が論語を初めて読んだのは大学生の時でしたが、今でも論語のエッセンスは頭の片隅にあって、行動指針の一つになっているような気がします。

  

 いくつか内容を抜粋すると、非常にシンプルな内容であることがわかります。例えば

 

 「利益ばかりにもたれて行動していると、怨まれることが多い。」

 

 「早く成果をあげたいと思うな。小利に気をとられるな。早く成果をあげたいと思うと成功しないし、小利に気をとられると大事はとげられない。」

 

 「人が自分を知ってくれないことに気をかけないで、自分に才能のないことをきにかけることだ。」

  

 まだまだありますが、きりがないのでこれくらいにしておきます。ランダムに3つご紹介しましたがいかかですか?結構重要なこと書いていませんか?

 

 例えば事業をする上で、利益ばかり考えていると、応援してくれる人は減るし、早く成果を上げたいと思うと、焦ってなかなか良い結果をうまなかったりすることってありますよね。論語は結構今の世の中でもあてはまることが書かれているんです。ビジネス書とかで、色々な著者が人生や考え方について述べている本がたくさんありますが、論語を何度も繰り返し読むほうがためになるような気がしています。出版社も本を売らなければならない、というタスクがありますから、新しい本が次々と出版され、その結果、どの本を読めば良いかわからなくなってしまっていますが、論語のような古くから読み継がれている本はまずハズレがないように思います。中身の薄いビジネス書よりは論語をおすすめします。

 

 農園の内容も必ず更新しますからお待ちくださいね!今はとてもなすべきことが多く時間がありません。すみません。ということで明日も苺の収穫に精を出します!

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プロフィール
運営者の顔写真

イチゴ農家の次男として生まれる。
明治大学卒業後、地元の地銀に入行するも、会社のカルチャーが全く肌に合わず1年で退社。退社後すぐにフィリピン留学でフィリピンのアンヘレス地方、セブ島で計約半年過ごす。
その後オーストラリアでワーキングホリデーを約半年行い、他国の桁違いの農業を初めて知る。ワーキングホリデー中にセブ島の語学学校でマネージャーをする話が決まり再度渡比。
語学学校では入社後半年足らずで急に経営者が変わることになり、またもカルチャーが合わなくなり1年半で退社。
セブ島で転職活動をし、比系大手IT会社に入社。当時付き合っていたフィリピン人の彼女(現妻)の妊娠出産がきっかけで1年で退社し、いつかは必ずやろうと思っていた農業をすることを決意し帰国。